社長メッセージ

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社長メッセージ

蔵田ファイリング株式会社
代表取締役社長 田戸 亨


お客さまにとっての最適を追求する。
人としての基本があれば、経験と自信で活躍できる。


当社は、自動車のエンジン組立ラインのコンベアなどの設計、製作、施工をはじめ、物流倉庫のラックや、オフィスの机、椅子などの什器備品を納入しています。1972年に創業し、自動車関連や食品関連などの製造業をはじめ、官公庁や各種学校、医療・福祉施設など幅広いお客さまとのお付き合いがあります。

社内は、物流システム課と営業1課という2つのチームで構成しています。物流システム課は、製造業における製造工程を自動化して省力化、効率化を進めてコスト削減の実現をサポートします。営業1課は、オフィスの快適化によって生産性を向上させるお手伝いを担います。それぞれ強みを発揮して、経営理念である「お客さまの快適な環境を創造する会社」を実践しています。

大切にしているのは、お客さまの真のニーズを聞く姿勢です。たとえば、お客さまから「私のニーズはこうで、それにあう商品はAだと思う」というご相談をいただいたときに、プロとして本当にAが最適かを吟味します。ヒアリングしてみると、実は、コスト面の希望もあると分かる。であれば、機能がAとほぼ同等で、この部分に少し違いがあるコストダウンできるB商品のほうがお客さまにとって最適ではないですか、と提案できるようになるということです。生産設備の省力化においても、長年に渡って積み重ねてきたノウハウや、磨いてきた技術を基に、プロとして、よりお客さまにフィットする手法の提案を実践しています。そうした積み重ねがお客さまからの信頼につながり、長いお取引をいただく礎となっています。

ですから、当社は人が資本の会社です。人材は人財。採用活動には力を注いでいます。ですが、学歴や能力の高さ、実行力など、入社時点での優秀さはあまり重視していません。共に働く仲間に加わっていただくわけですから、人の話が聞けることや素直さなど、人としての基本的な部分を大切にして採用を決めています。ですから、割とハードルは低いほうだと思いますよ(笑)。実際にそうやって採用した社員たちが経験を積んで自信をつけ、活躍してくれています。

そうした採用方針の影響もあってか、社内はとても明るい雰囲気で、社員はのびのびやってくれています。一方で、働くときは一所懸命に取り組むのも当社の特徴。よく働き、よく遊ぶという文化が根付いています。よく遊ぶためには休暇が必要ですから、社員には年6日間のリフレッシュ休暇を必ず取ってもらっています。週末などを組み合わせれば、最大で10日間連続で休めるので、海外旅行に行く社員もいます。3日ずつに分けて、土日と合わせて5連休を2回という社員もいて、個々人のニーズに合わせて自由な取り方ができます。

私自身は1994年に入社し、平社員から主任、管理職、取締役、常務、専務など全てを経験して2021年に社長に就任しました。携わった業務も、営業はもとより、経理や工事部門の責任者など、ほぼ全てを網羅していますから、社員たちの喜びや困りごとなどにも共感できます。年2回実施している社員全員との個人面談でも自由に意見を出してもらって、できることから業務の改善に生かしています。 「目先の儲け話に惑わされるのではなく、常にお客さまに最適と思える提案を」が当社の基本方針。同時に、仕入れ先や協力企業を大切にすることにも重きを置いています。共存共栄でなければビジネスを継続することはできません。取引先も社員も協力先も、関わる人を大切にする企業として共に成長していきたいですね。